フランス語を学ぶ目的が、フランス人の上司とフランス語で雑談をすることなので、どこかのタイミングでフランス語のオンラインスクールに入りたいと思っています。
一方で、基本文法を固めるのはやはり検定試験かなという思いもあり、次回11月20日の試験で4級を受験したいと思います!
4級も5級と同様、「この1冊で仏検突破!」のキャッチコピーを信じて、仏検対策4級問題集(白水社)をメインに活用していきたいと思います。
今回は、4級の出題内容を5級との違いに着目して纏めてみました。(赤い文字が4級の出題範囲です。)
<筆記試験>
1.適切な冠詞、または<前置詞+定冠詞>の縮約形を選ぶ問題(4問・8点)
J'ai mal ( ② ) yeux.(私は目が痛い。)
① au ② aux ③ de ④ du ⑤ les ⑥ un
yeuxが複数形なので、前置詞 a + 定冠詞複数 les の縮約 aux が解答となります。
また、全4問の空欄を、上記6つの選択肢から選ぶことになります。同じものを複数回選べないので、消去法も使えそうです。
2.適切な代名詞を選ぶ問題(5問・10点)
- Ils habitent dans cette ville?(彼らはその町に住んでいるのですか?)
- Oui, ils ( ③ ) habitent depuis longtemps.(はい、彼らはずいぶん前からそこに住んでいます。)
① en ② lui ③ y
中性代名詞の y には英語の there の意味もあります。
英語では、They have lived there for a long time.と動詞の後に付きますが、フランス語では動詞の前に付くようです。Je t'aime. (I love you.)とか、、
3.会話の中で適切な応答を選ぶ問題(4問・8点)
A: Tu prends un dessert?(デザートをとる?)
B: ①
C: Tu mets du sucre?(砂糖はいれる?)
① Non. Je prends un café. (いいえ。コーヒーをもらうわ。)
② Oui, j'aime le vin.(ええ、ワインは好きよ。)
③ Tu as des fruits?(フルーツはある?)
sucre(sugar/砂糖)を知らないと正解が厳しい問題です。
なお、5級に合格するために必要な語彙が550語なのに対して、4級は920語となっています。
4.動詞の活用形を選ぶ問題(5問・10点)
Sa famille ( ① ) trois jours à Paris.(彼の家族は3日間パリに滞在しました。)
① est restèe ② êtes restè ③ sont restès
5級で出題される動詞の活用は基本、直接法現在のみでした。
4級では、直接法複合過去、直接法半過去、直接法単純未来、近接未来、近接過去、命令法も出題されます。
本問は、直接法現在+過去分詞からなる直接法複合過去で、英語の現在完了形に相当します。
5.与えられた単語を適切に並べて文を完成する問題(5問・10点)
Ma __④__ __②__ (__①__) _ ④__ moi.(姉[妹]は私より上手に泳ぐ。)
① mieux ② nage ③ que ④ soeur
4級から比較級・最上級も登場します。
mieux は bien の比較級で、que との組み合わせで英語の better than に相当します。
6.適切な前置詞を選ぶ問題(4問・8点)
Ce magasin est ouvert 10 heurs ( ① ) 20 heures.(この店は10時から20時まであいています。)
① à ② avant ③ en
フランス語は英語と異なり、午後8時を20時と表します。
7.文に合う絵を選ぶ問題(6問・6点)
(5つの絵が示されている。)
Élodie aide son pere.(エロディは父親を手伝っている。)
(エロディが父親を手伝っている絵を選ぶ。)
8.会話の内容を問う問題(6問・6点)
会話の内容に一致すれば①、一致しなければ②をマークする。
<聞き取り試験>
1.文に合う絵を選ぶ問題(4問・8点)
(6つの絵が示されている。)
Ça fait combien?(おいくらですか?)
(店員に尋ねている絵を選ぶ。)
2.質問を聞いて応答を選ぶ問題(4問・8点)
Tu parles quelles langues?(何語を話すの?)
① Le français et le japonais.(フランス語と日本語。)
② Le piano et la guitaire.(ピアノとギター。)
3.数詞の聞き取り問題(4問・8点)
Ma grand-mere a quatre-vingt-douze ans.(祖母は92歳です。)
(解答欄に92とマーク)
5級では0から20まで出題範囲ですが、4級では100(cent/サン)まで出題されます。
4.会話の内容を問う問題(5問・10点)
会話の内容に一致すれば①、一致しなければ②をマークする。
いかがでしたでしょうか。
5級との最大の違いが、動詞の活用が直接法現在だけでなく、直接法複合過去、直接法半過去、直接法単純未来、近接未来、近接過去、命令法も出題されます。
この機会に動詞の活用をしっかり覚えたいと思います。
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