前回のブログでは、「動詞」の3つのグループの違いが解りにくかったのでまとめてみました。
その後、「形容詞」「名詞」「指示詞」(こ・そ・あ・ど)「副詞」「接続詞」「助動詞」と、まあそんなものだよねと読み進めましたが、品詞の最後の「助詞」で立ち止まってしまいました、、
助詞と一口にいってもその機能によって6種類に分かれるそうなので、まとめてみました。(これが全部ではありません。)
1.格助詞
が(主体):子供が公園で遊んでいる。
を(対象):昼にうどんを食べた。
に(時):3時におやつを食べる。
で(場所):図書館で勉強する。
と(相手):友達と遊ぶ。
へ(方向):学校へ行く。
2.取り立て助詞(副助詞)
は(主題・対比):ベラさんはブラジル人だ。
ばかり(限定):ゲームばかりしている。
も(追加・列挙):バナナも食べる。
さえ(極端な例示):学者でさえ解けない。
など(評価):君などの言うことは聞かない。
3.並列助詞(並立助詞)
と(全部列挙):牛乳と卵が必要だ。
や(一部列挙):牛乳や卵が必要だ。
か(選択列挙):行くか行かないか、連絡ください。
4.接続助詞
と(順接):夏になると、蝉が鳴く。
が(逆説):兄は行くが、僕は行かない。
ので(原因):風邪を引いたので、今日は休みます。
し(並立):あのひとは頭もいいし、スポーツも万能だ。
5.終助詞
か(疑問):どうしたんですか。
よ(伝達):少し休もうよ。
なあ(詠嘆):それはすごいなあ。
よね(確認):さっき言ったよね。
6.複合格助詞
について(動きの対象):将来の夢について語る。
にとって(視点・立場):彼女にとって最良の日となった。
において(動きの場所):会議室において説明会が行われる。
によって(受け身の動作主):この絵は有名な画家によって描かれた。
によって(方法):何度も読むことによって覚える。
と一緒に(動きの相手):友達と一緒に食事する。
のために(動きの目的):試験のために勉強する。
として(役割):ボランティアとして活動する。
あらためて、日本語にとって「助詞」が重要であることが分かりました。
英語の「前置詞」や「接続詞」的な役割をしていることにも気づきました。
本書を一通り読み進めた後で、ここに戻って来ようと思います。
また今日も、立ち止まってしまいました。。
10月の試験に間に合うかな?
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