今回は、YAMAHAの小型ギター、APX2のレビューとなります。
2022年1月に購入し、約1年間、太さの違う弦を張ったりいろいろ試してみました。
まずサイズ感ですが、同じYAMAHAのAC1M(やや大きめのフォークサイズ)と比べてもかなり小さいですね。
全体の形状は、同社のエレアコAPXシリーズを小型化したものです。
YAMAHA AC1Mのレビューはこちらからどうぞ。
弦のスケールは580mmですが、標準チューニング(6弦:E)で、かつ無理なく自然に演奏できのはこの長さまでだと思います。
小柄ながら本格的なピックアップシステムとチューナーを搭載しています。
生音もしっかり出ますが、アンプに繋げばガッツリ音量をかせげます。
電池は単三電池2本をボディ下部に格納します。
ペグもしっかりしたものが付いています。
サウンドホールはAPXシリーズ同様に楕円形です。
1.弾き心地(サイズ感)は、
私は男性では小柄な方ですが、膝の上に載せて自然に弾くことのできる大きさです。
それでも標準サイズのギターに比べると安定感に欠けるので、革製のすべりにくいストラップを装着したことろ、安定感が増しました。
2.ネックは、
スペックの43mm/52mm(上駒部/胴接合部)は標準サイズのギターの細い部類ですが、厚さが薄いため細く感じます。
また、ハイポジション側も難なく押さられるものの、ハイポジション側に関しては標準サイズのギターの方が弾きやすいです。
3.適切な弦は、
標準的な弦(0.11)、太い弦(0.12)、細い弦(0.10)と試しました。
弦長が580mmと短いため、太い弦のほうが馴染むと思ったのですが、強く抑えるとギターが動いてしまうことがありました。
また、太い弦では1フレットをセーハするFコードが普通サイズのギターより押さえにくく感じたのですが、細い弦ではむしろ普通サイズのギターより抑えやくすくなりました。
結局、細い弦の方が本体とのバランスが良い気がして、私が普通サイズのギターに張っているエリクサーのExtra Lightに落ち着きました。
4.どんな人に向いているか、
全くの初心者さんには、弦長628mm程度以上の標準サイズの中で小さめのギターから始めることをお勧めします。
一方、家も肩身も狭いけどギターを始めたいお父さんや、小学校低学年以下のお子さんがこの小型ギターから始めるのはありだと思います。
あと、中級者などで自分が手が小さいからギターが上達しないのではと思っている人(私のことです)に手に取っていただきたいです。
私はこの小型ギターを弾いたことにより、標準サイズのギターの方が意外と弾きやすいことに気づきましたし、小型ギターの方がしっくりくると思った方はそのままメインにできるしっかりた音が出ます。
5.夜間の練習用に向いているか、
標準サイズのギターより音は小さいですが、それでもしっかり音は出ます。
隣人に音が気になるのなら、やはりサイレントギターがお勧めです。
こちらは森進一さんの歌を弾き語りした演奏例です。
上の写真のアンプ(YAMAHA THR5A)に繋いでリバーブとコーラスをかけています。
2曲続けてどうぞ、、
いろいろ細かいことを書きましたが、しっかり弾けて気軽に楽しめるギターです!
こういうギターでさりげなく上手に演奏できるようになりたいものです、、
指板幅(上駒部/胴接合部):43mm/52mm
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