本屋でたまたま見かけたのですが、表紙を見て古い本だから買っておかないと後で後悔するのではと勝手に思い込んで購入しました。
家で発行日を確認すると、2021年3月10日とめちゃめちゃ新刊でしたw
白水社さん、、Good Job!
で、表紙を見てChansonではなくChantonsと書いてるので、これは世紀の誤植?と、心を躍らせて心配になって調べたところ、Chantonsは動詞Chanter(歌う)の一人称複数の現在形もしくは命令形で、英語ならWe song (≒ Let's song)ということのようです。。
Chansonは名詞で歌(広い意味の)です。
本書の収録曲は、「さくらんぼの実る頃」と「枯葉」の2曲ですが、この2曲を丁寧に説明しています。
付属のCD(ネットからパソコン・スマホにダウンロードも可)には2曲のカラオケも入っています。また巻末にはコード付き楽譜も付いています。
「さくらんぼの実る頃」は1866年に作詞され1868年に曲がつけられた、シャンソンの名曲の中でも古い作品です。
1871年設立のパリ・コミューン(パリ市の革命自治体)がその後崩壊するなか、犠牲者への鎮魂歌として市民の間で広く歌われるようになったそうです。
日本では、1992年公開の宮崎駿監督の『虹の豚』の挿入歌として、加藤登紀子さんがフランス語で歌っています。
「枯葉」は1945年にJoesph Kosmaによって作曲され、翌1946年に映画『夜の門(Les Portes de la nuit)』の挿入歌として詩人のJacques Prévertが歌詞をつけました。
この映画の主役がYves Montand(イヴ・モンタン)で劇中でも歌い、この曲を歌う代表する歌手の一人となりました。
英語版の枯葉(Autumn Leaves)はこちらをご参照ください、、
ということで、いつになるか分かりませんが、フランス語原曲の「枯葉」の弾き語りにも挑戦したいと思います。
フランス語でシャンソンを《CD付》 さくらんぼの実る頃・枯葉 [ 古石 篤子 ] 価格:3,080円 |