たとえ気に入った歌を外国語の学習に役立てたいと思っても、その言語の基本的な知識はあらかじめ必要です。
今回は、いろいろな外国語を始める際に、シリーズとしてお勧めの書籍を紹介します。それは、白水社の「ニューエクスプレス」シリーズと「言葉のしくみ」シリーズです。
「ニューエクスプレス」シリーズは、現時点でなんと58言語に対応しています。ウルドゥー語?ロマ語?
構成は以下の通りで、留学生などの主人公と友人などとの会話が中心となるスタンダードな内容ですが、一冊でひと通り基本的なことを学ぶことができます。
・言語の簡単な紹介(話されている地域、言語の特徴など)
・文字と発音
・20章程度の本編(会話、和訳、慣用表現、単語、文法説明、練習問題など)
・巻末に単語集
・音声は付属のCDかアプリでダウンロード
私はボサノバをポルトガル語で歌いたくてこの本で勉強中ですが、この一冊で弾き語りをするには十分だと思っています。
なおこのシリーズの英語については「イギリス英語」と少々マニアックな内容となっています。
また、「言葉のしくみ」シリーズは「寝ながら読める外国語! 文法用語抜きで!」をコンセプトに、言語の特徴をコラム的に説明してくれる入門書です。
こちらは50言語ほどに対応していて、このシリーズの「英語のしくみ」は英語をやり直したいと思っている人などにお勧めです。
さらに「日本語のしくみ」もあり、母国語の特徴をあらためて学ぶことは外国語の学習にも役立ちます。
みなさんも、少しでも興味のある言語があれば、この「ニューエクスプレス」シリーズか「言葉のしくみ」シリーズから始めてみてはいかがでしょうか。